株式会社ティアラ

9.26.2013

この日だから、伝えられる想い

先日9月15日のウエディング。

新郎さまは3兄弟の末っ子でした。
新郎さまが高校生のときに、他界されたお父様。
それからずっと、1人で3兄弟を育ててこられたお母様。

そんなお母様への感謝の想いを、どこかで表してほしかったんです。


「新婦お手紙だけでなく、新郎からも手紙を読みませんか?」
私からのその問いかけに、

「絶対いやだ!恥さらしになる!」
恥ずかしさから、NGを出されてしまい、だけどきっとどこかで!と思っていました。


お二人との前日リハーサルの際、
「新郎謝辞って、何言ったらいいん?」
新郎さまからの問いに、待ってましたとばかりに
「ゲストの皆さまへの感謝と、これからの夫婦としての誓いです。
それから、お母様への感謝の気持ちも、絶対!入れてください。」
と、お伝えしました。


そして本番。
司会の「パーティーの締めくくりと致しまして、新郎よりお礼のご挨拶です」
に続き、新郎さまにマイクを手渡しに行きます。

マイクを渡す時に、一言。
「ぜひ、お母様への気持ちも」とお伝えしました。


ゲストへの謝辞が一通り済んだあと、
くるっと振り返った新郎さまは、まずは新婦ご両親へ、
「僕が彼女を幸せにします」
そしてご自身のお母様へ
「ばか3兄弟を育ててくれてありがとう。これからみんなで、たくさん、楽しい思い出をつくりましょう」
涙をボロボロ流しながら、大きな声で、そう言ってくださいました。


ちゃんと考えてくださってたんですね。
その横で、新郎のお兄様2人が大泣きしていたのは、言うまでもありません。


そして来月は、なんとその新郎家いちばん上のお兄様が、アムボエルで挙式予定!
今度はどんな風に、想いをつたえられるのでしょうか…
三男ご夫妻にお会いできるのも、楽しみにしています!


プランナー佐田
 
 

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